RaspberryPiにArduinoをつなげる第1歩
今日の記事内容
私の想い
私はRaspberryPi(ラズベリーパイ)やArduino(アルドゥイーノ)のように基盤がむき出しの機器が好きです。
エアコンやテレビなどに含まれる、すでに製品化されているものを分解してマイコン部分を使うのはできませんが、汎用の機器を使って遊ぶことができるという点でとても気に入っています。
通常売られているパソコンはほとんどが組み立てられていて、改造などができません(しにくいです)。
できたとしてもSSDやHDDやメモリの増設などが一般的です。(自作パソコンは作り手の要素がたくさんあるのでここではコメント省きます。)
ですので、パソコンに何かをつなぐと言ってもすでに製品化されているもで、USBでつなぐのがほとんどだと思います。
しかし、RaspberryPiは小型で基盤むき出していながらも、LinuxOSを入れれば、PCとして使えますし、最近では性能が上がって快適に使えます。
Arduinoは用途が違うのでパソコンのようにとは行きませんが、汎用マイコンとしてとても情報や本が多く、使っている人もたくさんいます。
私は、このRaspberryPiやArduinoを使ってプログラミング言語を書き、モーターやサーボの制御やカメラなどを扱い、最終的にはロボットのようなものを自作できるまでになりたいと思っています。
Arduino IDEとは!?
このIDEを使うことでArduinoのマイコンにプログラムを書き込むことができます。
コンパイル・ダウンロード・実行など一連の作業がこれひとつででき、Windows 、Mac、Linuxのパソコンから操作します。
IDE:Integrated Development Environment
(インテグレーティド・デベロップメント・エンバイロメント)
Raspberry PiにArduino IDEをインストールする
今回はこちらの記事↓を参考し、自分なりにまとめてみました。
https://make.kosakalab.com/make/electronic-work/inst_arduino-ide_raspi/
作業した内容を記載したいと思います。
<インストール手順>
今回はホームディレクトリの ~/Appcations/配下にインストールします。
デスクトップ画面の左上にあるファイルアイコンからファイルマネージャを起動し
ホームディレクトリ(/home/[ユーザ名]配下に Applications フォルダを作っておきます。
後ほど、このディレクトリ配下にIDEをインストールします。
ブラウザを起動し
https://arduino.cc/en/Main/Software
からArduino IDE Linux ARM(32bit)をダウンロードします。
(私はRaspberryPi 3を使っているのでこれを使いました)
最近は、RaspberryPi4が出ているのでOSが64bitの場合は「Linux ARM 64bits」を使うかもしれません。
ダウンロードの画面の時に寄付のことが聞かれますが、「JUST DOWNLOAD」でもダウンロードできます。
(まずは使ってみて、活用したら筆者も寄付しようと思っています。)
ダウンロードしたファイル arduino-1.8.13-linuxarm.tar.xz を右クリックし
Extract to を選択します。
右クリックして、
[指定先にファイルを展開]をクリックして
展開先欄に /home/[ユーザ名]/Applicationsを入力し,
実行(もしくは展開)ボタンをクリックします。
※英語OSだと[Extract to]ボタンなので、都度ご確認ください。
その指定先にファイルが解凍されているので見てみます。
解凍後のファイルは上記のようになっており、ここでは
install.sh
を使用するので、ダブルクリックしてインストールしましょう。
インストールが完了すると以下のようにアイコンが表示されます。
Arduinoへの書き込みテスト
Arduinoの開発環境(統合開発環境)が準備できたので、このアイコンをダブルクリックして起動します。
今回は起動して、書き込みできるかをチェックするだけです。
IDEにプログラムを書きたいところですが、まずは初期画面に現れたコードで書き込めるかをやってみましょう。
まずは、下図のようにRaspberryPiとArduinoをつなぎます。
ここで使っているArduino機は「ELEGOO UNO R3」と言う安い互換機ですが、ほぼ同じです。
その後、Arduino IDEを以下のように操作をします。
メニューバー内、[スケッチ]→[マイコンボードに書き込む]
書き込みが問題なく完了すると以下のようになります。
このIDEの「」の「」をクリックして書き込みます。そうするとArduinoのLEDが点滅し書き込みが完了するとIDEに「書き込み完了」が表示されます。
以上、これで完了です。
この方法で、コードを書いてArduinoを触っていきましょう。
次の目標
RaspberryPiをインターネットを介し、外部ネットワークからArduinoを操作する。